看護師に復帰したいけどブランクがあるので不安がありますか?最新の医療技術についていけるかな、ちゃんと再就職できるかな、勉強は何をすればいいのとブランクがある看護師にとって様々な不安はつきものです。
私も3人の子どもの妊娠、出産の間に約10年のブランクがあります。末っ子が2歳になるのを機に看護師に復帰しようと考えました。まず最初に行ったことが市が行っている救命講習に参加したことです。救命講習には無料で参加できますし、実際に心肺蘇生法の実技指導を受けることもできます。
ブランクがあり現場からながく離れている私のような看護師にとっては有意義な研修でした。市が行っている救命講習の内容や得られるメリットについても書いていこうと思います。ブランクで様々な不安がありこれから復帰しようと考えている看護師さんに読んでいただけたらと思います。
【不安】10年のブランクで看護師に復帰したい まず最初に行ったこと
私は看護学校を卒業後、急性期の総合病院で3交代勤務を13年間行って退職。その後は3度の妊娠、出産を経て約10年間のブランクがあります(正確には3カ月ほどデイサービスで働きましたがほぼバイタル測定だけだったのでブランク10年としています)。
ブランクがある看護師にとって様々な不安はつきものです。私の場合は働きはじめたい時期まで約1年間あったので、勉強か、研修か、情報収集か何からするべきか考えていました。そんなときにふと市民新聞に掲載されていた救命講習のお知らせを目にしました。
救命講習は病院外で心肺停止になった人に対して救急車が到着するまで施す心肺蘇生を学ぶ講習です。病院に到着してからの処置や対応は一切学べないので現役バリバリ、経験豊富な看護師さんにとっては物足りない研修だと思います。ただし、私のように10年以上も現場から離れている看護師にとっては今、目の前で心肺停止になった人がいるときに慌てずに適切に心肺蘇生を施せるか、不安がありました。
看護師として働きだしたらどんな職場であってもいつ遭遇するかわからない「心肺停止」。まず最初に真っ先に行わなければ救える命も救えなくなる心臓マッサージや気道確保の技術を学びたいと思い、救命講習に参加することにしました。
救命講習に参加
救命講習に参加しました。申し込み方法は、電話で行いました。救命講習は自治体が行っていますので市民新聞をみたり役所で聞いてみてください。
時間は7時間と1日がかりでしたが半日コースの研修もあります。内容は講義と実技で、研修の最後では実技と筆記の簡単な試験もありました。講義と実技で2:8くらいの時間配分で、簡単な応急手当の方法や搬送方法、気道異物除去も学びましたがメインは心肺蘇生法とAEDの使用方法の実技演習でした。
路上で倒れている人を発見。意識や呼吸を確認し、心臓マッサージやAEDを行う演習を3人のグループで行います。救急救命士さんに心臓マッサージの実技指導も受けることができました。乳児や小児に対する救急蘇生法も学ぶことができた点も私のように小さな子どもがいるものにとってはいい機会を与えてもらったと思います。

びっしりとメモを書きました
7時間と長丁場でしたが内容の濃い有意義な研修でした。もっと勉強したい!という意欲もわいてきました。
ブランクがあって看護師に復帰したいと考えている人が救命講習に参加するメリットとデメリットを挙げようと思います。
メリット
・心肺蘇生の実技指導を受けられる
・AEDの使用方法を学べる
・無料で受けられる
・シミュレーションにはなる
デメリット
・病院搬送後の処置の流れはわからない
おわりに
いかがだったでしょうか。ブランクがあっても看護師に復帰したいと考えたときに最初に行ったことは「救命講習に参加する」ことでした。ブランクがあると不安も大きいので何からしたらわからず焦ることがあります。私の場合はそんなときにふと目にした市民新聞でみた救命講習のお知らせだったのです。患者さんの急変時ってめちゃくちゃ焦りませんか。私は焦って頭が真っ白になることがよくありました。なので救命講習で学んだことを忘れないように定期的にシミレーションする訓練をしたいと思います。これからも転職成功までに行うことを定期的に更新していこうと思うのでまた読みに来てくださいね。